海外出張が快適に!実はお得なANA国際線のエコノミークラスからビジネスクラスへのアップデート
最終更新日:2019年12月12日
仕事で海外出張に行く機会がある方もいらっしゃいますよね?
大抵の場合、会社が用意してくれる飛行機の座席はエコノミークラスとなるでしょう。
しかしその座席、かなりお得にビジネスクラスに変更出来る場合があるって知っていますか?
仕事で出張が多い方は特に必見!
ANA国際線でエコノミークラスからビジネスクラスへアップデートする方法を解説します。
ビジネスクラスへのアップデート方法とは?
出張族の方なら当然航空会社のマイレージクラブには入会していますよね?
もし入会していないならすぐに入会しましょう!
会社が支払った航空券でも、搭乗した分のマイルは自分のものとして貯めることが可能です。
【ANAマイレージクラブを基礎から知りたい方はこちらの記事をどうぞ】
www.mile-de-hawa11.com
そして、ANAの場合マイレージクラブに入会していると座席のアップグレード申請が出来ます。
ANA国際線の場合、一定のANAマイルを支払うことで上位座席へのアップグレードが可能です。
ただし、アップグレードで利用できる座席には限りがある為確実にアップグレード出来るという保証はありません。
事前にANAのウェブサイトからアップグレードの申し込みをする、もしくは当日チェックインカウンターでアップグレード出来るか確認すれば、アップグレードできる場合もあります。
他にもANAアップグレードポイントを利用した方法もありますが、これはANA上級会員だけしか利用出来ないので今回は割愛します。
このアップグレードの良いところは、消費マイルが特典航空券より少ないこと。
特典航空券の場合は航空券自体をマイルで支払うため、それなりに消費マイルが必要です。
しかし、アップグレードなら事前に有償航空券を購入した上での申し込みとなるので、消費マイルが比較的少なくて済みます。
特に出張でアップグレードを利用する場合は、会社がエコノミークラスの有償航空券を事前に買ってくれているわけですから、自分で支払うのはビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数だけでいいわけです。
もしANAマイルが余っているなら、これは使わない手はないですよね。
ビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数
ANA国際線の場合、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数は、目的地までの距離によって異なります。
アップグレードに必要なマイル数は片道12,000マイルからで、長距離の場合は片道28,000マイルほど必要です。
東京出発の場合で必要な片道のマイル数を見てみましょう。
※東京から海外各地への区間基本マイレージをもとに、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数を算出しています。
【アジア各地】
目的地 | 区間基本マイレージ | エコノミー→ビジネス に必要な片道マイル数 |
---|---|---|
上海 | 1,111 | 12,000マイル |
北京 | 1,313 | 12,000マイル |
香港 | 1,823 | 12,000マイル |
広州 | 1,822 | 12,000マイル |
ソウル | 758 | 12,000マイル |
台北 | 1,330 | 12,000マイル |
シンガポール | 3,312 | 18,000マイル |
ジャカルタ | 3,612 | 20,000マイル |
バンコク | 2,869 | 18,000マイル |
【アメリカ各地】
目的地 | 区間基本マイレージ | エコノミー→ビジネス に必要な片道マイル数 |
---|---|---|
シアトル | 4,775 | 25,000マイル |
サンフランシスコ | 5,130 | 25,000マイル |
ロサンゼルス | 5,458 | 25,000マイル |
シカゴ | 6,283 | 28,000マイル |
ニューヨーク | 6,723 | 28,000マイル |
ホノルル | 3,831 | 20,000マイル |
【ヨーロッパ各地】
目的地 | 区間基本マイレージ | エコノミー→ビジネス に必要な片道マイル数 |
---|---|---|
ロンドン | 6,214 | 28,000マイル |
フランクフルト | 5,928 | 28,000マイル |
パリ | 6,194 | 28,000マイル |
ウィーン | 5,699 | 28,000マイル |
※その他のエリアについてはANA公式サイトを確認してください。
https://www.ana.co.jp/ja/us/amc/reference/tukau/upgrade/usage.html
上の表の通り、アジアであれば片道たったの12,000マイルからビジネスクラスを体験することが可能です。
ビジネスクラスの航空券を購入するとなるとかなりの金額が必要ですが、事前に会社が買ってくれた航空券ならちょっとのマイルを支払うだけでビジネスクラスに搭乗することが出来るんです。
アメリカやヨーロッパだと飛行距離が長い為必要マイル数は多くなりますが、普通にビジネスクラスの席を購入したら片道数十万円は当たり前にします。
そう考えると、マイルでのアップデートの価値がとても高いと思いませんか?
もし私がアメリカ圏やヨーロッパ圏への出張をする機会があるならば、確実にアップグレード申請を申し込みますね。
それだけビジネスクラスの席は快適ですし、仕事を頑張っている自分へのご褒美にもなります。
【機内だけじゃない!エコノミークラスとビジネスクラスの違いについてはこちらの記事をどうぞ】
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特典航空券とアップグレード申請の比較
アップグレード申請に必要なマイル数は少なめとお伝えしましたが、特典航空券に比べるとどれくらいなのでしょうか?
東京から各地への往復アップグレードをした場合に必要なマイル数と、特典航空券に必要な往復マイル数(※レギュラーシーズンの場合)で比べてみましょう。
ビジネスクラスに搭乗する場合の必要マイル数となります。
目的地 | ビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数(往復) | ビジネスクラス特典航空券に必要なマイル数(往復) | 特典航空券と比較した時のアップグレードに必要なマイル比率 |
---|---|---|---|
上海・北京・香港・広州・台北 | 24,000マイル | 40,000マイル | 60% |
ソウル | 24,000マイル | 30,000マイル | 80% |
シンガポール・バンコク | 36,000マイル | 60,000マイル | 60% |
ジャカルタ | 40,000マイル | 60,000マイル | 67% |
シアトル・サンフランシスコ・ロサンゼルス・シカゴ・ニューヨーク | 50,000マイル | 85,000マイル | 59% |
ホノルル | 40,000マイル | 65,000マイル | 62% |
ロンドン・フランクフルト・パリ・ウィーン | 56,000マイル | 90,000マイル | 62% |
もちろんアップグレードの場合は有償航空券を事前に払っているという前提はありますが、必要マイル数はこれだけ違います。
特典航空券と比較して、だいたいエリアは60%程度のマイル数でアップグレードが可能となっています。
もちろん出張で溜めたマイルはアップグレードに使用せず、家族旅行に使うという手段もあるでしょう。
しかし、特典航空券は一人分でもそれなりにマイル数が必要なので、相当頻繁に出張に行かない限り家族分の特典航空券を貯めることは困難です。
保有しているマイルが少ないのであれば、有効期限内に使い切ることを優先に考えましょう。
少しのマイルで片道から申請可能なアップグレードは、そういったときにも有効な使い道です。
【家族全員分の旅行に必要なマイルが簡単に貯まる!裏技的マイルの貯め方についての記事はこちら】
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まとめ
- ANA国際線では有償航空券を購入した後に、アップグレード枠に空きがあれば座席のアップグレードが可能。エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードは12,000ANAマイルから。
- ANAの国際線座席アップグレードは比較的必要マイル数が少ないので、会社が出してくれた航空券に自分のマイルを少し上乗せするだけでビジネスクラスが楽しめておすすめ!
参考になれば幸いです。
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