ソラチカの還元率はANAマイルにあり。1.8倍もの爆発的なマイルを貯める活用術とは
最終更新日:2018年1月23日
ソラチカカードはJCBのANAカードです。
ANAカードなので、当然ANAマイルを貯めるために特化したサービスが詰まったカードです。
これからソラチカカードを発行したいと思っている方は、ANAマイル還元率を気にするのではないでしょうか?
ソラチカカードの還元率を考えるとき、2種類の意味があります。
- カード決済における、ANAマイル還元率
- 他ポイントを移行するときの、ANAマイル還元率
この2つです。
前者はわかりやすいですね。
支払った金額の何%ぶんのマイルが還元されるか、ということです。
つまりカード決済のマイル還元率が1%なら、1,000円のカード決済につき10マイルがたまるという計算になりますよね。
後者については、パッとイメージがつかないのではないでしょうか?
今回はソラチカの還元率の特徴はどういったものなのか、また有効な活用術について解説していきます。
- ソラチカはカード決済でANAマイルを貯めるカードではない
- カード決済でANAマイルを貯めるならソラチカ以外を利用すべき
- ソラチカの最大のメリットは、他ポイントをANAマイルに交換することにある
- まとめ
ソラチカはカード決済でANAマイルを貯めるカードではない
ソラチカはANAマイルを貯めるのに有効なカードですが、カード決済でANAマイルを貯めることが不得意なカードです。
「えっ?ANAカードのクレジットカードなのに?」
と思う方もいるかもしれませんね。
正確にいうと不得意というより、カード決済に適したカードがもっと他にもあるということです。
ソラチカカードはクレジットカード発行時に下記の選択ができます。
- 1,000円につき5マイルを貯める5マイルコース
- 1,000円につき10マイルを貯める10マイルコース
5マイルコースは還元率が0.5%で、10マイルコースは還元率が1%。
一見すると10マイルコースの方の一択と思いますが、そういうわけではありません。
- 5マイルコースはマイル移行手数料が無料
- 10マイルコースはマイル移行手数料が年間5000円(税抜)
ソラチカカードはJCBのカードなので、カード決済時には一旦JCBのポイントプログラム【OkiDokiポイント】に1,000円につき1ポイントが貯まります。
そのOkiDokiポイントをANAマイルに移行する必要があるのです。
5マイルコースは移行手数料はかかりませんが、10マイルコースは年間5,000円かかってしまいます。
10マイルコースでマイルをたくさん貯めても、がっつり移行手数料を取られるので、どちらを選ぶかは考える必要があります。
つまりソラチカカードの決済でANAマイルを貯めようとすると、
5マイルコースだと、還元率が0.5%とやたら低い
10マイルコースだと、還元率は悪くないけれど、いざマイルに交換しようとするとお金がかかる
ソラチカの選択コースについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
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カード決済でANAマイルを貯めるならソラチカ以外を利用すべき
ソラチカカード決済の問題を解決するのが、【別の決済用カードを持つ】という選択です。
私がカード決済でおすすめしているカードは2種類。
「ANA VISA ワイドゴールドカード」と「LINE Payカード」です。
この2つのカードとソラチカを比較してみましょう。
※ソラチカカードは5マイルコースを選択した場合
ソラチカカード | ANA VISA ワイドゴールドカード | LINE Payカード | |
---|---|---|---|
ANAマイル還元率 | 0.5% | 1.4455% ※リボ払い利用時 |
1.62% |
移行手数料 | 無料 | 無料 ※ソラチカカード保有の必要あり |
無料 ※ソラチカカード保有の必要あり |
年会費 | 2,000円(税抜) | 14,000円(税抜) ※リボ利用・WEB明細利用登録で9,500円 |
0円 |
このように、ソラチカより決済時の還元率が良いことがわかるでしょうか。
カード決済でANAマイルを貯めるのであれば、ソラチカカードを利用しないのが正攻法です。
「ANA VISA ワイドゴールドカード」と「LINE Payカード」のどちらが良いかについては、個人によって異なります。
詳しくはこちらの記事で解説しましたので、興味のある方はどうぞ。
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ソラチカの最大のメリットは、他ポイントをANAマイルに交換することにある
ソラチカをカード決済で利用しないのであれば、ソラチカカードを保有するメリットはどこにあるのでしょうか。
ヒントは、先ほどの決済カード比較表にあります。
移行手数料のソラチカ以外のカードに「※ソラチカカード保有の必要あり」という注意書きをしましたよね?
まさにこれが、ソラチカの最大のメリットです。
どういうことなのか、LINE Payカードで説明してみます。
LINE Payカードは、カード決済で2%ぶんのLINEポイントが貯まります。
LINEポイントは、お馴染みのLINEスタンプなどが購入できるLINEコインへ交換することも可能です。
実はこのLINEポイント、JALマイルには交換できますがANAマイルには直接交換できません。
ではどうやってLINEポイントをANAマイルに交換するか?
そこで必要なのがソラチカカードなのです。
ソラチカカードを保有すると、東京メトロが運営する「メトロポイントプログラム」を利用できます。
LINEポイントはそのメトロポイントへの交換が可能となっているのです。
メトロポイントは90%のレートでANAマイルに交換が可能です。
メトロポイントはソラチカ以外のクレジットカード保有でも利用できますが、90%のレートでANAマイルに移行可能なのはソラチカカード保有者のみとなっています。
つまり、ソラチカカードを保有することで他で貯めたポイントを高還元率でANAマイルに移行できるという図式になります。
これがソラチカカードを保有する最大のメリットです。
ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに移行するときも、同じことが言えます。
もうご存知かもしれませんが、大量にANAマイルを貯める陸マイラーと呼ばれる人は、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換することでマイルを貯めています。
例えば、私が愛用している「ちょびリッチ。」というポイントサイト。
ちょびリッチのポイントはANAマイルに直接交換可能ですが、交換レートはたったの50%です。
1,000円相当のポイントをANAマイルにすると、500マイルにしかなりません。
しかし、メトロポイントを経由すると交換レートが90%まで引き上がります。
※正確にいうと、「ちょびリッチ→メトロポイント」の間に「.money」というポイント経由地を挟みます
これなら1,000円相当のポイントをANAマイルにすると、900マイルになります!
直接交換したときと比較して、1.8倍ものマイル数です。
メトロポイントを経由するのとしないのとでは、ANAマイルの貯まり方が全く違いますよね?
これを可能にするのがソラチカカードの存在なのです。
ソラチカカードはカード決済では力をあまり発揮しませんが、
他ポイントをANAマイルに交換する時に、仲介役として大きな力を発揮してくれるのです。
つまり、他ポイントからのANAマイル還元率を格段に引き上げるという役割です。
これが陸マイラーがこぞってソラチカカードを利用する理由となります。
■ソラチカカードの入会キャンペーンについてはこちらからどうぞ。
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まとめ
- ソラチカカードのカード決済によるANAマイル還元率は低め。カード決済でANAマイルを貯めるなら、他カードを使うべき。
- ソラチカカードの最大のメリットは、他ポイントからANAマイルへ交換する際の仲介としての役割。メトロポイントを経由し90%レートでANAマイルに移行することで、他ポイントからのANAマイル還元率を1.8倍に引き上げることも可能。
参考になれば幸いです。
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