ANAハワイ便の新機材A380フライングホヌに実際搭乗してみて感じた、良かったところと残念だったところ。
最終更新日:2019年6月11日
先日、ANAの新機材A380=通称"フライングホヌ"に搭乗してきました!!
ANAハワイ便の既存機材B787-9には何度もお世話になっている私ですが、新機材A380に搭乗した個人的な感想を綴ってみたいと思います。
新しい機材になって良かった点がたくさんある一方、ちょっと不便さを感じる部分もチラホラ。
あくまで、個人的な感想です。
これからANAのA380フライングホヌに搭乗したいと考えている方はご参考にどうぞ。
- A380フライングホヌの良いところ① 新しい機内
- A380フライングホヌの良いところ② グレードアップしたサービス
- A380フライングホヌの良いところ③ 機体カメラでリアルな風景を楽しめる
- A380フライングホヌの残念な点① 搭乗時刻が早すぎる
- A380フライングホヌの残念な点② 機内のトイレ数が少なすぎる
- A380フライングホヌの残念な点③ 特別感が若干薄いビジネスクラス
- A380フライングホヌの残念な点④ めちゃくちゃ揺れた
- A380フライングホヌの残念な点⑤ ハワイ到着後の入国手続きゾーンまでの道のりが長い
- まとめ
A380フライングホヌの良いところ① 新しい機内
今回、2019年5月の成田発NH184便のA380フライングホヌに搭乗しました。
2019年7月まで、往路はNH184の一部の便でしかフライングホヌは運航してないんですよね。
搭乗時にフライングホヌの頭がチラ見え。
今回の席はプレミアムエコノミーなので2階に乗り込みます。
飛行機に足を踏み入れた瞬間に、なんとも言えない【新しい機体の匂い】が漂ってきました。
この新しい匂いが何とも新鮮で、新機材に乗っている高揚感を演出してくれてとても良かったです!!
今回の席はプレミアムエコノミーでしたが、青いライトに照らされておりました。
暗くて写真が分かりにくくてごめんなさい。。。
プレエコ初めて乗りましたが、座席も広々していてとても良かったですよ!
表現が合っているか分かりませんが、新幹線の座席のような感じです。
他クラスもそうですが座席が多めに配置されており、かなり多くのお客さんを乗せているなという印象。
ちなみにこの日は2階建の全520席が満席だったそうです。
さすが就航直後とあって、めちゃくちゃ人気です。
他にもホノルル線で初めてファーストクラスやANA初のカウチシートがあったりして、様々な客層に応えている作りになっています。
ここら辺もA380に変わって良かったポイントですね。
A380フライングホヌの良いところ② グレードアップしたサービス
ANAではA380の就航にあたってハワイ路線のサービス強化を図っており、機内サービスが以前に比べて格段にアップしました。
新サービスの多くは、新機材のA380搭乗時に限らず、既存機材B787-9に搭乗しても同様のサービスが受けられます。
例えば機内食。
私が今回搭乗したのはプレミアムエコノミーでしたが、機内色は食器での提供となっていました。
以前まではプレミアムエコノミーはエコノミークラスと同じ食事だったので、これは大きな変化ですよね。
実はこのプレミアムエコノミー専用メニューはANAとしては初だそうです。
お味もとても良かったです!!!
またビジネスクラスでは、メインの食事は変わりなかったですが、以前はなかったアミューズ提供がされるようになっていました。
エコノミークラスでもハワイの有名店billsとのコラボレーションメニューが提供されるなど(日本発便のみ)、機内食が強化されています。
機内食は全座席クラスともグレードアップしており、A380に変わって非常に良かった点だと思います。
続いて、アメニティ。
上位クラス搭乗時には、以前にはなかった機内アメニティの提供があります。
こちらはプレミアムエコノミーのアメニティ。
フライングホヌのエコバックとポーチ、紙ナプキン?のようなものが入っています。
触ってみると結構ペラペラな印象ですが、デュポン™タイベック®という生活防水素材で作られており、優れた防水・強度が特徴。
現地のビーチやプールで使う時の荷物入れにいいかもしれません。
ビジネスクラスのアメニティはホノルル線限定のフレッドシーガルコラボレーションアメニティキット。
フレッドシーガルはアメリカ西海岸生まれのセレクトショップブランドだそうで、ANAオリジナルデザインのポーチの中にアメニティが入っていました。
中身は歯ブラシセット、アイマスク、イヤープラグに加えて、フライングホヌのエコバックも付いてきます。
このエコバックはプレミアムエコノミーとちょっと柄が違うんですよね。
フレッドシーガルのポーチはしっかりした作りの可愛いポーチだったので、普段使いで愛用したいと思います!
このアメニティは個人的には嬉しかったです。
そして、寝具。
ファーストクラスとビジネスクラスは寝具がバージョンアップしたそうです。
実際搭乗すると、ビジネスクラスで明らかに変わったなとわかる寝具が。
このベッドパッドです。
今までホノルル線には採用されていませんでしたが、今回のA380就航を機にホノルル線にも導入したそうです。
また、お願いすればリラックスウェアも貸し出してくれます。
プレミアムエコノミーは初めて搭乗したので以前との違いがわかりませんでしたが、しっかりした枕と毛布、スリッパが用意されていました。
以上のように、色々な点でサービスが一新されており、ホノルル線の機内サービスは従来に比べてとても満足度が高くなっていました!
A380フライングホヌの良いところ③ 機体カメラでリアルな風景を楽しめる
A380はモニターのエンターテイメント内容が既存機材と若干異なります。
インターフェイスが新しくなっていて、とても使いやすくなってるんです。
A380に乗ってモニターをポチポチしていたら、機外カメラなるものを発見!
コックピットからの景色が見える前方カメラや後方カメラ、機体下についているカメラなんかもありました。
もしかしたら他の機材にもあるかもしれませんが、このカメラに個人的には大興奮。笑
離陸時や到着時にこの機外カメラを見ていると、めちゃくちゃ臨場感のある外の風景が楽しめるのでとてもおすすめです!
「あっ!もうすぐ飛ぶ!」とか「もうちょっとで着陸する〜」というのが良く分かります。
また、時間帯によっては綺麗に染まった赤色の朝焼けの空が画面いっぱいに見えたりして、普段見ることの出来ない風景を楽しむことが出来ます。
復路は既存機材のB787-9に乗ったのですが、画面を探すと機外カメラという項目はありましたが、押しても黒い画面のまま。。
外の景色を見ることはできませんでした。
おそらくA380の新機能だと思うので、フライングホヌに搭乗した際にはぜひこの機外カメラを楽しんで見てください。
A380フライングホヌの残念な点① 搭乗時刻が早すぎる
ここからはANAのA380のちょっと残念だなと個人的に思ったことについて触れていきます。
まずは搭乗時刻が早くなったこと。
いや、乗る前から分かってはいたんですよ?
既存機材B787-9の倍近くの座席数があるのでA380は搭乗開始が早いだろうなーとは分かっていたんですけどね。
実際に行って見ると搭乗時刻はフライトの45分前!
あー、B787-9は30分前だったのに、A380になって15分も早くなってるーーー。。。
出発時刻の2時間半前に空港に着いたのですが、これだけ搭乗開始が早いとめちゃくちゃ忙しい!
しかも子連れで優先搭乗するので尚更時間がない!
空港に着いて、
優先カウンターで手荷物預けて、
チップ分の両替して、
ゴールドトラックで優先保安検査して、
出国手続きして、
ANAラウンジで猛スピードで子供のご飯を済ませて、
ちょっとキッズエリアで子供を遊ばせてオムツ変えて、
と、めちゃくちゃテキパキ行動しても、すぐに搭乗時刻です!むしろギリギリ!
もっと早く空港に来れば良いだけの話なのですが。。
私はANAのSFC会員なので優先カウンターや優先保安検査を利用できたので空港での手続きを時間短縮できていますが、対象にならない方はきっともっと時間が無いはず。
A380を利用する際は早めに空港に到着することをおすすめします。
フライングホヌは座席数が多いので多くの方をハワイまで運べますが、その代わりに時間を余分に取られます。
既存機材と同じ感覚で行動すると空港でドタバタするのでご注意ください。
A380フライングホヌの残念な点② 機内のトイレ数が少なすぎる
これも搭乗前から気になっていたことだったんですが、不安は的中しました。
A380は座席数に対してトイレの数が少ないんです。
私はプレミアムエコノミーに搭乗していたのですが、プレミアムエコノミー73席に対してトイレはたったの2つ。
これで足りるかの?と思っていましたが、案の定終始2〜3人待ちの状態が続いていました。
トイレに行くのに毎回タイミングを伺って並ばないといけないのは結構ストレスです。
ちなみにA380のビジネスクラスは56席に対してトイレが3つあります。
おそらくビジネスクラスならそこまでストレスはないかもしれませんが、それでも既存機材B787-9のビジネスクラスは40席に対してトイレが3つなので少なくなっています。
ちなみに、B787-9のビジネスクラスは何度も乗っていますが、トイレ待ちでストレスになることは一度もありませんでした。
別に表にするほどのことでは無いのですが、トイレ数問題を明確にするためにも表を作ってみました。
【新機材A380】
座席クラス | 座席数 | トイレ数 | 1つトイレあたりの人数割 |
---|---|---|---|
ファーストクラス | 8席 | 2つ | 4 |
ビジネスクラス | 56席 | 3つ | 18.6 |
プレミアムエコノミー | 73席 | 2つ | 36.5 |
エコノミークラス | 383席 | 9つ | 42.5 |
【既存機材B787-9】
座席クラス | 座席数 | トイレ数 | 1つトイレあたりの人数割 |
---|---|---|---|
ビジネスクラス | 40席 | 3つ | 13.3 |
プレエコ・エコノミークラス | 206席 | 5つ | 41.2 |
やっぱりちょっとずつ減ってる。。。
このちょっと差が、実際に利用すると結構なストレスになるんですよね。
飛行機の設計は変えられないのでトイレ数は改善しようが無いですが、A380はこの辺が特に残念でした。
A380フライングホヌの残念な点③ 特別感が若干薄いビジネスクラス
ANAマイラーになってビジネスクラスをよく利用させてもらってるのですが、A380は機体が大きいだけに座席数が多いんですよね。
もちろんそれだけ予約が取りやすくなっているはずなので良いことでもあります。
しかし、座席が多いと特別感が薄れてくるのも確か。
特にA380のビジネスクラスは1ブロックに56席が固まっているので、大きい空間にたくさんビジネス席があって、実際に見てみると分かるのですが特別感にイマイチ欠ける印象。
あくまで個人的な感想ですが!
既存機材のB787-9のビジネスクラスは40席のうち、ギャレーを挟んで前方30席と後方10席に分かれてるんですよね。
だからこそ、小さい空間に数席のビジネスクラスがあるので特別感が出ているんだと思います。
A380はビジネスクラスにペアシートがあったりして良い部分もあるのですが、個人的にはビジネスクラスに乗るならB787-9の方が好みです。
A380フライングホヌの残念な点④ めちゃくちゃ揺れた
これは私が搭乗した便がたまたまそうだっただけなのかもしれませんが、A380は搭乗中めちゃくちゃ揺れました!
離陸直後もそうですが、飛行中も幾度となく激しい揺れを感じ、着陸時は若干機体が左右に振れるほどの揺れがありました。
実際に、着陸時は近くに座っていた席の子供が激しい揺れに耐えかねず吐いてしまっていました。
たまたまとてつもなく気流が悪い日だったのかもしれないし、プレエコだったので後方座席だったというのもあるかもしれませんが、それにしても揺れが激しかったなという印象です。
私も少なからず飛行機に乗っていますが、こんなに揺れを感じたのは初めてでした。
そして人生で初めて飛行機で酔いそうになりました。
ちなみに、復路はB787-9を利用したのですが、ほとんど揺れを感じることなく快適に過ごせました。
心配な方はA380に乗る前に酔い止めを飲んでおいてくださいね。
A380フライングホヌの残念な点⑤ ハワイ到着後の入国手続きゾーンまでの道のりが長い
機内ではなくホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)で残念だったことがもう一点。
おそらくホノルル空港にANAラウンジが出来たことで、ANA便の発着ゲートが以前と変わっているんですよね。
その為、以前はANAのホノルル着便は空港バスに乗って入国手続きゾーンまで行っていましたが、今回は飛行機を降りてから入国手続きゾーンまで歩くことになっていました。
しかもこの道のりが長い。。。
ちゃんと測ってないですが、15分くらいは歩きました。
子連れでベビーカーも無い状態だったので余計に辛かったです。
こちらも不便さを感じたポイント。今後何かしらの改善があればいいですね。
まとめ
あくまで個人的な感想です。あしからず。
良かったところと残念だったところ両方ありますが、今後もっとたくさんA380フライングホヌに乗ってみたい!というのが正直なところです。
参考になれば幸いです。
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