ANAハワイ便のA380プレミアムエコノミー搭乗記。新機材ライングホヌの座席と一新された機内食・アメニティは実際どんなもの?
最終更新日:2019年6月20日
先日、ANAの新機材エアバスA380=通称"フライングホヌ"に搭乗してプレミアムエコノミー席を体験してきました!
ANAハワイ便は新機材A380の導入により、2019年5月24日より各座席クラスともに機内サービスが一新されました。
プレミアムエコノミーも機内サービスがグレードアップ!
新たに生まれ変わった最新のサービスを、いち早く体験してきました。
今回は、ANAハワイ便のプレミアムエコノミーの詳細についてリポートしたいと思います。
これからプレミアムエコノミーでANAハワイ便に搭乗したいと考えている方はご参考にどうぞ。
- 成田空港到着からA380フライングホヌ搭乗まで
- エアバスA380プレミアムエコノミーの座席
- ANAハワイ便プレミアムエコノミーのアメニティ
- ANAハワイ便プレミアムエコノミーの機内食
- 着陸して無事ホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)到着
- まとめ
成田空港到着からA380フライングホヌ搭乗まで
今回搭乗したのは成田空港発のNH184便。
成田空港発便では、2019年7月までは日曜・火曜・金曜の週3回だけA380フラインホヌが運航しているので、そこを狙って航空券を手配しました。
フライト出発時刻は20:10。
いつもは出発時刻の2時間前に空港に到着するようにしていますが、A380は乗客数が多いので搭乗時刻も早いだろうなと思い2時間半前には成田空港に到着!
子連れだったこともあり、ちょっと早めに着くようにしました。
スーツケースを預けにANAのチェックインカウンターへ。
プレミアムエコノミーでも手荷物にプライオリティパスという優先タグを付けてくれるので、エコノミークラスの乗客の手荷物より早めにレーンに流れてきてくれます。
A380だと乗客が多いので、少しでも早く手荷物が受け取れるのは嬉しいですよね。
既存機材のB787-9だと搭乗時刻は出発の30分前なのですが、A380はどれくらい早くなるのかと心配していましたが、チケットを渡されると搭乗時刻は19:25。
むむ、、、A380だと出発時刻の45分前に搭乗ですか。。。
なかなか早いなぁ。。。
今回は空港でゆっくりラウンジを楽しむ暇はなさそうです。
私はANAのSFC会員なので、ささっとゴールドトラックで保安検査をして出国手続きを済ませます。
出国手続きが終わったら一目散にANAラウンジへ。
ANA国際線のプレミアムエコノミー席だと出発までの間はANAラウンジを利用することも出来ます。
搭乗前後のサービスはほぼビジネスクラスと同じ扱いなので、この辺はプレミアムエコノミーの良いところです。
成田空港国際線のANAラウンジの詳細について知りたい方はこちらの記事をどうぞ
www.mile-de-hawa11.com
ANAラウンジで子供の食事を食事を済ませて、キッズスペースでちょっこっとだけ遊ばせてオムツを変えたら、もう搭乗開始5分前!
結構テキパキ行動したつもりなのですが、搭乗時刻が早いと時間なんてあっという間です。
今回利用する45番の搭乗ゲートに行くと、既に人がいっぱい!
ズラッと行列が出来ており、既存機材のB787-9の時とは圧倒的に違う人の多さです。
私は子連れなので、真っ先に優先搭乗できるので行列関係なしですが、早く乗りたい人は早めに並んだ方がいいですね。
優先搭乗の列に並ぶと、左横にキッズスペースが!
あれ?こんなしっかりしたキッズスペースあったっけ???
今まで気付いてなかっただけか?ちょっと離れた違うところで遊ばせてしまっていました。
後から調べてみると、前回2018年11月に搭乗した際にスクショしておいた成田空港フロアマップにはこのキッズスペースは載ってなかったので、やっぱり最近新設されたみたいですね!
しかもキッズスペースの奥からフライングホヌがバッチリ見える!
ということでホヌさんを記念撮影です。
やっぱり機体が大きいですね!!これからこれに乗るかと思うと期待が高まります!
搭乗時刻になると優先搭乗開始になったので、早速搭乗です。
プレミアムエコノミーは2階席ですが、1階席と2階席で機体への入り口が異なるので2階席の入り口へ。
真新しいフライングホヌの"新しい匂い"を存分に吸い込んでいざ機内へ。
エアバスA380プレミアムエコノミーの座席
2階席の機内入り口は、左手がファーストクラスの席、右側がビジネスクラスとプレミアムエコノミーの席となっています。
ファーストクラスは独立した空間となっているので、席を取っていない限りは見ることが出来ません。
プレミアムエコノミーは2階席の一番後ろのブロックなので、ビジネスクラスの席を通過して席へ向かいます。
途中ビジネスクラスの座席を通り過ぎましたが、既存機材のB787-9に比べてかなり席数が増えたなという印象。
実際は16席しか増えていないんですが、4列分増えて全席が1ブロックに固まっているのでイメージが全然違いますね。
進んで行くと、プレミアムエコノミーの座席エリアへ到着!
夜便で機内が薄暗かったのでかなり分かりづらい写真ですが、ご容赦ください。
シートはANAブルーカラーではなくグレートーンのシックな印象。
シートも柄がちょっとずつ違うんですよね!
隣り合った席が同じ柄にならないよう複数のファブリックデザインを用いているそうです。小洒落ていて素敵ですね。
プレミアムエコノミーは11列あるのですが、前方8列ブロックと後方3列ブロックの間に非常口があるので若干離れています。
前方ブロックを後ろから見るとこんな感じ。
ブルーのライトで機内が照らされていました。
後方ブロックを前から見るとこんな感じです。
座席はイメージしていたより広々としていました!
シートピッチ38インチ(約96.5cm)という数字がイマイチピンと来ていませんでしたが、実際搭乗すると前後のゆとりを感じられるので、そこまで窮屈さを感じません。
横幅も広かったです。
そして上の写真にもあるように2人席には窓側に収納スペースがあるんですよね!これはかなり便利そうです。
収納スペースは他にも、前方にシートポケットとペットボトルホルダーがついています。
また、アームレストのところにはスマホが入るくらいの小さなポケット収納もついていました。
そして今回A380のプレエコの特徴でもある15.6インチ(最前列は11.6インチ)のパーソナルモニター!
クラス最大級とあって十分な大きさです。
ホーム画面のインターフェイスもB787-9から変更されて見やすくなっていて、画質も良くてクリアな映像を楽しめます。
日本発の往路は夜便なので寝ている方が多いと思いますが、復路は昼便なので思う存分この大きな画面で機内エンターテイメントで時間を潰すことが出来そうですね!
画面モニターのコントローラーも座席側についています。
そして座席の角度調整は2種類。フットレストと座席リクライニングです。
両方とも最大リクライニングにしてみましたが、かなり寛げます!
身長160cmの私は完全に足を伸ばすことが出来ましたが、身長の高い方は完全に伸ばしきることは難しいかもしれません。
さすがにビジネスクラスのフルフラットのような快適さはないものの、普通にぐっすり寝ることは出来ますね。
アームレストには小さいカクテルスペースがあります。
アームレストを開けると中にテーブルが収納されていて、ビジネスクラスほどではありませんが大きめのテーブルを取り出すことが出来ます。
このテーブルは縦方向にも回転できるようになっているので離着席しやすく、とても便利な作りになっていました。
他にも読書灯やPC電源、USBポートももちろん装備されていました。
初めてのプレミアムエコノミー席でしたが、座席の感想は大満足の一言。
正直、8時間くらいの移動ならビジネスクラスに乗らなくてもプレミアムエコノミーで十分なんじゃないかな?と思いました。
我が家は1歳児を連れていたのでビジネスクラスのほうが良かったのは言うまでもありませんが、普通に大人1人で乗るならプレミアムエコノミーで窮屈なく快適に過ごせると思います。
このプレミアムエコノミーのシートで往復10万円代で利用できるなら、かなりの需要があるんじゃないかな?と個人的には思います。
ビジネスクラスだと往復30万円近くするので敷居が高いですが、プレエコなら手が届かない値段ではないので使い勝手が良いですよね。
私も普通にチケットを購入するなら、数万円頑張ってエコノミーじゃなくてこっちの席にしたいなと。
ただ私のようなANAマイラーはマイルを使って特典航空券でチケットを手配しているので、プレエコのマイル数はやっぱりコスパが悪いかなと思ってしまいました。
座席のレベルがビジネスクラスとは明らかに違いますからね。
やっぱりフルフラットに出来るのと出来ないのとは大きな差があります。
そしてプレミアムエコノミーと言っても結局エコノミークラスの括りのなのでCAさんのサービスのきめ細やかさが全然違います。
その割に必要マイル差が7,000しかないなら、やっぱりビジネスクラスをとったほうが断然良いという結論です。
有償で航空券を手配するなら、プレミアムエコノミーはとても「ちょうど良い価格の優雅な席」として重宝しそうですね。
新婚旅行や、夫婦やカップルでのちょっと贅沢な旅にもピッタリだと思います。
【ANAホノルル線のビジネスクラス搭乗記はこちらの記事をどうぞ】
www.mile-de-hawa11.com
ANAハワイ便プレミアムエコノミーのアメニティ
2019年5月24日からホノルル線にエアバスA380が導入されたことに合わせて、ANAではハワイ便の機内サービスも一新されています。
その一つが機内アメニティ。
プレミアムエコノミー以上の座席クラスでは、機内アメニティが用意されています。
しかも一部デザインはホノルル線限定というこだわりようです。
プレミアムエコノミーでは、あらかじめ座席の上にアメニティセットが置いてありました。
中身は、ANAオリジナルデザインの「FLYING HONU」エコバッグです。ポーチと紙ナプキン付き。
写真だと伝わりにくいですが、紙のような素材で結構ペラペラ・シワシワです。
ただこの素材はなかなか優秀なようで、デュポン™タイベック®という生活防水素材で作られており、優れた防水機能と耐久性があるそう。
ホノルル滞在中のビーチやプールで使うにはいいかもしれません。
ただデザインは、、、オシャレさよりも自社ブランドを優先した感じですね。。。
機内で使うアメニティというよりは、現地に使うためのお土産用的な位置付けですが、貰えないよりはもらえた方が嬉しいですよね。
ちなみに、復路はビジネスクラスを利用しましたが、機内アメニティはこんな感じでした。
アメリカ西海岸生まれのセレクトショップブランドであるフレッドシーガルというブランドとコラボしたポーチの中にアメニティが色々入っています。
ポーチはANAのホノルル線限定のデザインだそうで、可愛いです。
プレエコとはデザインが違いますがホヌさんのエコバックも入っていました。
今まではこのようなアメニティサービスはなかったので、ちょっとしたプレゼントでも嬉しいですよね。
ANAハワイ便プレミアムエコノミーの機内食
飛行機のお楽しみの一つが機内食ですよね。
機内食もA380就航に合わせて一新されており、プレミアムエコノミーは大きな変更がありました。
今まではプレエコの機内食はエコノミークラスと同じ内容でしたが、ホノルル線限定でANAとしては初となるプレミアムエコノミー専用メニューが登場したんです!
座席の前ポケットにメニュー表が用意されていました。
中を開けてみると、メインディッシュが和食or洋食で選べるようになっており、メニュー内容が記載されています。
私は洋食のメインディッシュ「鶏むね肉、もも肉のグリル バーベキューチリソース」をチョイス。
ワンプレートに纏められている部分はエコノミー感が出てしまっていますが、メインディッシュと前菜は食器に盛られておりワンランク上の特別感が出ています。
肝心のお味はというと、結構レベル高めです!
チキンも炭火でグリルされたかのようなスモーキーな感じが出ていて、付属のチリソースで最後まで飽きずに食べられるように工夫されています。
デザートにはハーゲンダッツのアイスクリームが配られました。
食事が一通り終わると、クッキーが配られました。
チョコレート味のホロっと口の中でほどけるソフトクッキーで、私の相方は大層気に入っておりました。
さらにスナックが配られます。
これは以前からあるサービスと同じですかね。
中身はマフィンと、キャラメルポップコーンでした。
私は、ラウンジで食事+機内食でお腹いっぱいだったので、お持ち帰りしてハワイのホテルで頂きました。普通に美味しかったですよ!
往路(成田発ホノルル着)はスナックの配布ですが、復路(ホノルル発成田着)の場合は到着前にサンドイッチ・フルーツ・デザートが配られるようです。
ちなみに、プレミアムエコノミーなら食事の後に小腹が空いた場合は軽食をオーダーすることが出来ます。
私は頼みませんでしたが、以下の2種類から選べます。
- きのこクリームスープパスタ(スープDELI)
- プチフール=デザート(ビジネスクラスセレクションより)
ビジネスクラスほどのラインナップはありませんが、小腹を満たすには嬉しいサービスですよね。
また、メニュー表にはドリンクも載っていました。
こちらはほぼエコノミーと変わらないと思います。
エコノークラスと違う点は、プレミアムエコノミーの場合は食事後にビジネスクラスセレクションのシャンパンやワイン(赤・白)、日本酒、梅酒、焼酎をオーダーする事が可能だということ。
これだけアルコール類のおもてなしがあるなら、プレミアムエコノミーでも満足度は高いですよね。
私は子連れだったので、ベビーミールもオーダーしていました!
手前左にあるのが、日本発便のベビーミール・チャイルドミールを頼んだときだけもらえる、スプーン&フォーク!
エジソンママのブランド製品でフライングホヌデザインになっているハワイ便限定品です。
これはフライングホヌに搭乗した良い記念になる品ですよね!
機内食を食べた後は、機内がダウンライトされるのでほとんどの人が眠りの中へ。。。
あっという間にフライングホヌでの往路の旅は終わってしまいました。
着陸して無事ホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)到着
着陸前に、今回の就航を記念したフライングホヌのバゲージタグと搭乗証明書をCAさんが配っていました。
おー、記念品まで作るとはANAさん気合い入ってますね。
搭乗証明書も普段は頼まないともらえないですが、A380は全員に配っていました。
着陸するときは、かなりの左右の揺れがありちょっとだけ不安になりましたが、無事ホノルル空港に到着です!
プレミアムエコノミーは2階席の一番後ろなので、機内を出るときはかなり待ちます。
機内を出ると、1階席のエコノミークラスの席の人たちも続々と降りてきていました。
降機の時は優先されるのはファーストクラスだけなんですよね、きっと。
ホヌとの別れを惜しみながら機内を後に。
そして入国手続きゾーンまでいつものように空港内バスに乗ると思いきや、徒歩での移動になっています!
しかも結構歩く!15分くらいは歩きました!
子供の足だと20分はかかるんじゃないかな?結構遠かったので疲れました。
しかも入国手続きもかつてないほどの長蛇の列!
今までのハワイ旅行で一番時間がかかりました。。。
A380自体が人が多いことに加えて、おそらく他のエアラインを同じような時間帯に到着したらしく激混みでした。
ともあれ、初めてのフライングホヌでのプレミアムエコノミーは既存機材とは違う新鮮さがあってよかったです。
今度はA380のビジネスクラスとファーストクラスを体験してみたいなと思いました!
とはいえ、今回プレミアムエコノミーに搭乗できたのもANAマイルを貯めていたおかげ。
今年1年でファーストクラス2人分くらいのANAマイルは貯められる予定なので、これからもガンガンハワイ旅を楽しみたいと思います!
【ANAマイルを劇的に貯める裏技を知りたい方はこちらの記事をどうぞ】
www.mile-de-hawa11.com
まとめ
- A380のプレミアムエコノミー座席は広々としていて快適。コスパも良く座席数も比較的多いので、ちょっとだけ贅沢をしたい時はとても使い勝手の良い座席クラス。
- ANAではハワイ便の機内サービスが一新され、プレミアムエコノミーでは機内食がちょっと贅沢になり、クオリティも高い。さらにオリジナルのアメニティも貰え、嬉しいサービスが充実している。
参考になれば幸いです。
■関連記事
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