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ANAマイルの貯めてハワイに行く方法を解説。ソラチカ、ポイントサイト、特典航空券、LINE Pay、マイルの貯め方、ハワイなどについて綴っていきます。

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ANAマイルが貯まるカード完全版。ANAカードを徹底比較した結果と本当に持つべきクレジットカードとは?

最終更新日:2017年12月12日
ANAカードの比較



ANAマイルを貯めるための必須アイテムANAカード。
どのANAカードを選ぶのが一番賢いマイルの貯め方なのか把握しておきたいですよね。

ANAカードのラインアップは全20種!(※海外居住者向けカードを除く)
これだけあると、どれを選んだら良いか分かりませんよね。

今回は陸マイラーの私が、真に持つべきANAカードはどれなのかを徹底比較しました。
マイラー独自の目線で本当に必要なクレジットカードを教えます。


ANAカードは保有目的が2つある

ひとえにANAカードでマイルを貯めるといっても、実は保有する意味が2つあります。
したがって、この保有目的それぞれに対応するANAカードを選ぶ必要があるわけです。

目的とは下記2つ。

  • クレジット決済はせず、各種ポイントをANAマイルに移行するために必要なANAカード
  • 普段の買い物などのクレジット決済でANAマイルを貯めるために必要なANAカード

では一体どのANAカードを持てば良いか解説していきます。


ANAマイラーなら持たない選択肢はない、マイル移行用ANAカード

先ほど説明したANAカードを持つ目的の1つ目

  • クレジット決済はせず、各種ポイントをANAマイルに移行するために必要なANAカード

こちらについては、今現在どれを選ぶか考える必要はありません。
ANAマイル移行用としては「ソラチカカード」というANAカード一択となります。

ソラチカカード

恐らくANAマイルを大量にためている人なら必ず持っていると言っても過言ではないくらい、ANAマイラー保有率の高いカードです。
飛行機に乗らずにマイルを貯める陸マイラーに「1枚だけANAカードを持つならどれにする?」と聞いたら、大多数の人がソラチカカードを選択するでしょう。


なぜこのカードが必要なのかというと、陸マイラーのマイルの貯め方の特徴が大きな理由です。


陸マイラーはクレジット決済ではなく、ポイントサイトでポイントを貯めてそれをANAマイルに交換することで大量のマイルを獲得するというのが常套手段となっています。

ほとんどのANAカードでは、クレジット決済で貯まるマイルは決済金額の1%です。
つまり100万決済して1万マイルしかたまりません。
年収600万の人が給料の半分300万円を全てANAカードで決済しても、3万マイル程度しかたまらないのです。

ポイントサイトでポイントを貯めてANAマイルにする場合は、うまくポイントサイトを使えば毎月18,000マイルを貯めることが可能です。つまり年間だと216,000マイルです。
通常のクレジット決済ではちょっとずつしかマイルが貯まりませんが、ポイントサイトを利用すれば爆発的にマイルを貯めることができるので、ほとんどの陸マイラーはこの方法を利用してマイルを貯めています。

この「ポイントをANAマイルに交換」する上で重要なのは、ポイントからマイルへの移行レートです。

通常の方法だと「100ポイント→50~60マイル」にしかなりませんが、ソラチカカードを保有することで「100ポイント→90マイル」という超高レートでマイルに移行することができます。
この高レートを実現するのは、ソラチカカードを保有することしか方法はありません。

したがって、ソラチカカードはANAマイルを効率的に貯めるうえで必ず持つ必要のあるカードというわけです。
このカードは最優先で発行しましょう。


ソラチカカードでマイルを貯める仕組みについては、こちらの記事に詳しく記載しましたのでどうぞ。
www.mile-de-hawa11.com


決済用ANAカードはコスパで選ぶのが正解

ここからが本題です。

比較検討して選ぶべきはANAカード保有目的の2つ目です。

  • 普段の買い物などのクレジット決済でANAマイルを貯めるために必要なANAカード


そもそも、陸マイラーはポイントサイトで大量のANAマイルを貯めるので、ANAカードクレジット決済で貯めるマイルはそれに比べれば微々たるものです。

先ほど言及しましたが、一般的にANAカードのマイル還元率は1%です。従って100万円決済しても1万マイルしか貯まらないカードです。
でも、どうせクレジット決済するくらいならマイルが貯まるANAカードを選びたいですよね?


では、何を基準に選べばいいのか?

それはズバリ、『コスパ』に他なりません。
年会費を払うだけのコストパフォーマンスがあるか否か?ということです。

ANAカードはあくまでマイルを貯めるためのカードと位置付けるなら、自動付帯保険などクレジットカードのサブ要素は度外視して、マイルを貯めるためのパフォーマンスにフォーカスして選びましょう。

決済用ANAカード選びの正解を教えます

最初に答えを言っておきましょう。


ANAマイルを貯める観点でコスパ考えた時、持つべき決済用カードは「ANA VISA ワイドゴールドカード」が正解です。
ANA VISA ワイドゴールドカード
一番コスパに優れており、実際に私も保有しています。

ゴールドカードと言っても発行における審査はさほど難しくないと言われており、年収400万程度でクレヒスがしっかりしていれば審査は通ると一般的には言われているようです。

なぜこのカードなのか?というカード選びのロジックは後述していきますが、
もし私の言うことを信じて、この時点で「ANA VISA ワイドゴールドカード」に決める!という方はこちらの記事をどうぞ。
この記事で「ANA VISA ワイドゴールドカード」でのマイルを貯め方を詳しく解説しました。
www.mile-de-hawa11.com



では、これからカード選びの考え方を解説していきますよー!


ANAカードのラインアップ

ANAカードを選ぶ前に、まずはどんなラインアップなのか見ておきましょう。

ちなみにANAカードの特徴がそもそもわからないという方は、こちらの記事を一読してから戻ってきてくださいね。
www.mile-de-hawa11.com


ANAカードは、【カードグレード】と【カードブランド】の掛け合わせでラインアップが展開されます。

カードグレードは、
【一般→ワイド→ゴールド→プレミアム】の順番でランクが上がっていきます。

ゴールドカードなんて言葉はよく聞くので、このグレード序列の考え方は馴染みがありますよね。

カードブランドは、
【JCB・VISA・マスター・AMEX・ダイナース】といったものです。


つまり、ANAカードを作る際は、
この【カードグレード】と【カードブランド】の組み合わせで何を選ぶか?を選択するということになります。

ここからは、陸マイラーの私の目線からガンガン消去法で絞り込んでいきますよー!


年会費の高いANAカードは、マイルを貯める上では保有する意味がない

クレジットカード発行の際に、一番気になるのは年会費ですよね。
毎年ランニングコストとして発生するものなので費用も馬鹿にならないし、コスパを考えるうえで一番重要な要素です。


先ほど説明したラインアップの年会費を見ていきましょう。(※全て税抜き表示)
横軸がカードグレード、縦軸がカードブランドとなります。

一般 ワイド ゴールド プレミアム
JCB 2,000円 7,250円 14,000円 70,000円
VISA 2,000円 7,250円 14,000円 80,000円
マスター 2,000円 7,250円 14,000円 -
AMEX 7,000円 - 31,000円 150,000円
ダイナース - - 27,000円 155,000円

※交通系一般カードは一般カードとほぼスペックが同じなので割愛しています。
※ANA JCBカードZEROはマイル換算率が低いので決済用カード候補から除外しています。

一覧にすると一目瞭然ですが、プレミアムグレードはおしなべて年会費が高いですよね。
そのかわり、他のカードはANAマイル換算率が1%程度ですが、プレミアムカードは1.5%〜2%のものもあります。付帯サービスも充実しています。

ANAプレミアムカード

しかし、正直コスパを考えるとプレミアムスグレードは持つ意味はありません。
(そもそもクレジットカードの審査に受かる人が限られるので、審査の段階でふるいにかけられてしましますが。。。)

なぜかというと、
プレミアムカードの年会費を払うくらいなら、その年会費をポイントサイトに充当したほうがよっぽどマイルが貯まるからです。

冒頭で申し上げましたが、陸マイラーのマイルの原資はポイントサイトです。
そのポイントサイトでは、100%還元案件というものがあり支払った額相当のポイントが貯まるという案件があります。


例えば、
年会費8万円を全てポイントサイトの100%還元案件につぎ込んだ場合、8万円相当のポイントが手に入り、それをソラチカ経由でANAマイルに交換すれば、72,000ANAマイルが手に入ることになります。

プレミアムカードを保有してANAマイル換算率が1.5%のカードを保有しても、72,000ANAマイルを貯めるには480万円の決済が必要となります。
同じマイル数を貯めるのであれば、ポイントサイトに8万円をつぎ込んだほうがお得だと思いませんか?


このような理由から、年会費が高いカードはオススメできません。
プレミアムカードは真っ先に保有カード候補から除外して良いでしょう。

プレミアムカードは年間決済額が1,000万超といった方や、高い年会費を払ってステータスの象徴としたいという方に向いているカードだと思います。


同グレードなら年会費が抑えられるブランドが正解

クレジットカードブランド
ANAカードは4つのグレードに分類されると先ほど紹介しましたが、同じグレードであればブランドが異なってもANAマイルを貯めるためのサービスはほぼ同じものになっています。

ANAマイルが貯まるサービスとして挙げられるのは以下の通り。

  • クレジット決済におけるANAマイル換算率
  • 1年毎にマイルがもらえる継続ボーナス
  • ANA(提携航空会社)搭乗によりマイルの積算率がアップするフライトボーナス


グレード毎のサービス内容は以下の表の通りです。

一般 ワイド ゴールド プレミアム
ANAマイル換算率 1% 1% 1% 1%〜2%
継続ボーナス 1,000マイル 2,000マイル 2,000マイル 10,000マイル
フライトボーナス ×10% ×25% ×25% ×50%

※ポイントコース選択があるカードは、ANAマイル還元率の高い10マイルコースの場合で記載しています。


このように、グレード毎にサービス内容がほぼ一律ということがわかりますよね?
つまり、同グレードであれば年会費が一番安いもの選んだほうが良いということになります。
年会費を左右しているのはANAマイルを貯めるサービス以外の、自動付帯保険などによるところが大きいからです。

従って、基本的に年会費が高いAMEXとダイナースは選択肢から除外してしまってOKです。
また、VISAとマスターは同じ三井住友カード発行なので年会費やサービスも変わりません。
世界シェアの高いVISAを候補に残しましょう。


残る選択肢はJCB、VISAの2択です。

JCB・VISAともにそれぞれのグレードの年会費はほぼ変わらないのでどちらでも良いかなと思いがちですが、実はVISAは年会費を安く抑えることができます。
VISAの場合は、WEB明細書サービスとマイ・ペイすリボに登録利用することで下記の通り年会費が割引になります。

一般 ワイド ゴールド
年会費 2,000円 7,250円 14,000円
WEB明細書
サービス割引
- - -1,000円
マイ・ペイすリボ
登録利用割引
-975円 -975円 -3,500円
割引適用後
年会費
1,025円 6,275円 9,500円

※一般カードとワイドカードは、WEB明細書サービス割引とマイ・ペイすリボ登録利用割引を併用できません。
※全て税抜き

このように割引がかかるため、JCBよりVISAのほうがコスパがよくなります

従ってカードブランドについてはVISAに絞って考えてよいでしょう。


ANAカードは年会費+マイル移行手数料もランニングコストとして捉える

先ほど年会費で見るとVISAがお得と述べましたが、実はランニングコストは年会費だけではありません。
ANAカードは「マイル移行手数料」というものが存在します。


ANAカードといえど、普通のクレジットカードであることは変わりないので、決済によって溜まるのはクレジットカード会社のポイントです。
このポイントを高レートでANAマイルに移行できるというところがANAカードの強みです。

しかし、この移行時に手数料としてお金がかかるのです。
マイルを貯めるのであればこのマイル移行手数料もランニングコストとして考える必要があります。


マイル移行手数料の有無はカードグレードによって異なります。
VISAの場合で見ていきましょう。

一般 ワイド ゴールド
マイル移行手数料(年間) 6,000円 6,000円 無料
割引後年会費

マイル移行手数料
7,025円 12,275円 9,500円

※一般カード、ワイドカードでも5マイルコース(1000円決済で5マイル貯まるコース)なら移行手数料は掛かりませんが、決済用のANAカードでANAマイル還元率が低いコースを選ぶ意味はないので10マイルコースの場合を記載しています。


あら不思議!
ワイドカードよりゴールドカードの方が割安になりました!

ANAワイドカード
実は、ANAマイラーにとってはワイドカードは持つメリットがないと言われています。
年会費だけで見ると、ANAマイルを貯めるサービス内容がゴールドと同等なのでお得感があるように思えますが、ゴールドと異なりこのマイル移行手数料が掛かるので結果割高になってしまうのです。
※ただし、マイル移行を毎年行わない人は移行した年のみに手数料を抑えることができます。

コスト面から見ると、ゴールドを選んだ方が賢い選択だということは明らかですよね。
従って、ワイドカードも選択肢から外してしまって問題ありません。

ワイドカードは、年会費を抑えながら飛行機にたくさん乗るのでボーナスマイルを貯めたいという方向きのカードといったところでしょうか。
陸マイラーには無縁のカードかもしれません。。


ANAカードは、利用シチュエーションを想定して最終的に選ぶのが正解

今のところ候補に残っているのは、VISAの一般カード・ゴールドカードですね。
ではどちらを選べばよいのか?

一度自分のカード利用予定をシュミレーションしてみましょう。


では、ごくごく平均的な人のカード利用を下記の条件で例にとります。

  • ANAカード保有2年目
  • 月間ANAカード決済額5万円→年間60万決済
  • 年に1回は沖縄旅行→ANA便で羽田-那覇を1往復


この場合で、実際に年間どれくらいANAマイルが貯まるのか試算してみましょう。
VISAの一般カードとゴールドカードで比較していきます。

一般カード ゴールドカード
継続ボーナス 1,000マイル 2,000マイル
カード決済積算マイル 6,000マイル 6,000マイル
フライトマイル 1,968マイル 1,968マイル
フライトボーナスマイル 196マイル 492マイル
合計 9,164マイル 10,460マイル

やはりゴールドカードの方が貯まるマイル数は多いですね。
この場合だと1,200マイルほどの差がつきましたね。

VISAの一般カードとゴールドカードの年会費差は2,475円です。
1,200マイルの差を取るか、年会費を取るか、どちらを選ぶべきなのでしょうか。


陸マイラー的答えは、VISAのゴールドカードが正解です。



理由は3つあります。


1つ目は、継続ボーナスの差です。
一般カードとゴールドカードでは継続ボーナスの差が1,000マイルあります。
1,000マイルを手にいれるには、ANAマイル換算率1%のカードで10万円の決済が必要となります。
つまり、ゴールドカードは一般カードと比較して10万円決済相当のマイルが付帯していると考えることもできるのです。
そう考えると、たかだか2,500円程度の年会費の差額を渋る理由が見当たりません。


2つ目は、マイルと関連性の深いスカイコインへの交換率です。
スカイコインはANA専用のお金のようなもので、1スカイコイン=1円の価値でANA航空券を購入することができます。

このスカイコインが必要になるタイミングとしては、

  • マイルで特典航空券を取ろうと思ったのに空席がないので、マイルをスカイコインに交換して通常の航空券を購入する場合
  • マイルの有効期限が切れそうなのでとりあえずスカイコインに交換しておく場合

などのシュチュエーションで使用します。
つまり、マイルの使い道に困ったときの逃げ道として重宝するわけです。

スカイコインへの交換率は下記のようになっています。(※ANA公式サイトから引用)
ANAマイルからスカイコインへの交換率

図のように、ゴールドカードを持っていれば交換率は最大で1.6倍です。
5万マイルの場合、一般カードだと75,000コインですが、ゴールドは80,000コインになり5,000円相当の差が出ます。
この交換率はプレミアムカードと同じレートを誇るので、ゴールドカードのアドバンテージは高いですよね。


3つ目は、ANAマイル換算率の引き上げが可能な点です。
ANAマイル換算率はゴールドカードだと通常1%となりますが、ANA VISAワイドゴールドカードであればマイ・ペイすリボなどを活用して最大1.71%まで引き上げることが可能です。
リボ払いといっても、金利は数十円程度に抑えながらこの換算率にするテクニックがあるのでご安心を。


従って、ANA VISAワイドゴールドカードを選択するのが、マイルをためる上で最もコスパに優れていると言えます。


ANA VISAワイドゴールドカードを使いこなしてANAマイルをためる方法については、以下記事で説明していますので、こちらもどうぞ。
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まとめ

  • ANAカードは、ANAマイル移行用とクレジット決済用で2枚持つのが陸マイラーに適した活用方法。
  • ANAマイル移行用のカードは「ソラチカカード」で決まり。マイル移行レートがズバ抜けて高いので陸マイラーは必ず持つべき1枚。
  • クレジット決済用のANAカードなら「ANA VISA ワイドゴールドカード」がおすすめ。ANAマイルをためるという観点ではコスパに優れており、スカイコインへの交換率も高い。最大限活用すればANAマイル還元率1.71%も可能。


参考になれば幸いです。



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