【幼児連れ ANA国内線予約】2歳まで無料で搭乗可能。予約方法と気を付けるべきポイントは?
最終更新日:2019年8月24日
子供が生まれると、帰省で飛行機に乗る機会が増える人もいますよね。
子供が小さいうちにたくさん旅行したい!という人も多いはず。
子連れの飛行機だと、
子供の分の料金はどうなるの?
座席の選び方はどうすればいいの?
といった疑問がたくさんありますよね。
そういった疑問をスッキリ解決するために、【幼児連れ ANA国内線予約】について解説します。
ANA国内線の幼児の運賃は?
ANA国内線の場合、年齢によって幼児と小児を区別しており、料金体系も異なります。
- 幼児:搭乗日の年齢が生後8日~2歳
- 小児:搭乗日の年齢が3歳~11歳
幼児の場合は、大人の膝の上に座ることができ無料で搭乗可能です。
料金体系は以下の通り。
年齢 | 同伴者 | 座席と料金 |
---|---|---|
生後8日未満 | - | 搭乗不可 |
幼児 (生後8日~2歳) |
必要(12歳以上) | ・同伴者の膝上の場合、料金不要 ・座席を確保する場合、小児料金が必要 |
小児 (3歳~5歳) |
必要(12歳以上) | 座席を確保し、小児料金が必要 |
小児 (6歳~ 11歳) |
不要 | 座席を確保し、小児料金が必要 |
大人1名につき3歳未満は2名まで同伴可能です。
2歳までは無料ではありますが、大人1人に対し幼児2人を連れて搭乗する場合は、膝に上に2人乗せるわけにはいきませんよね。
その場合は、幼児1人は膝上、幼児のもう1人は小児運賃を支払って座席を確保する必要があります。
小児運賃は、路線や時期により設定が異なります。
だいたいの目安は、大人の正規運賃の半額程度だと思ってください。
ただし、今は早割など割引運賃がたくさんあるので、正規運賃で航空券を購入することって滅多にないですよね?
ANAの場合、「ANA SUPER VALUE」「ANA VALUE」といった割引運賃があります。
ANAのウェブサイトでその割引運賃を選択して子供の座席を予約した場合、小児運賃より安ければその割引運賃が適用されます。
今は早めに予約すればかなりお得な運賃で航空券を購入できるので、小児運賃は使わず、割引運賃で子供も大人も同額で乗るパターンのほうが多いかもしれませんね。
ANAの場合、実は国際線と国内線で子供料金の定義が異なります。
国際線の場合、2歳未満が幼児扱いとなり、膝の上に乗せる場合でも幼児運賃として大人運賃の10%が必要です。
国内線は3歳未満が幼児扱いなので、そこらへんがビミョーに違うんですよね。
2歳以上になると小児扱いとなり、小児運賃として大人運賃の75%が必要です。
ちなみに、2歳未満でも座席を確保する場合は、小児運賃(大人の75%)が必要です。
国内線と国際線では子供料金の定義が違うので、勘違いしないように気をつけましょう!
幼児連れの予約方法
子連れでANA国内線を予約する場合、ANAのウェブサイトから予約可能です。
ただし、一部のケースではコールセンターへ電話する必要があります。
年齢 | 座席 | 予約方法 |
---|---|---|
0歳〜1歳 | 座席を確保 | ウェブサイトで予約不可 ANA国内線予約・案内センターにて予約 |
0歳〜2歳 | 同伴者の膝上 | ウェブサイトで「幼児」を選択し予約 |
2歳 | 座席を確保 | ウェブサイトで「幼児」を選択し予約 |
3歳〜 | 座席を確保 | ウェブサイトで「小児」を選択し予約 |
運賃種別は好きなものを選んでください。
搭乗者を入力する際に、幼児や小児の欄があるのでそこに入力していけばOK。
利用条件を満たしていれば、自動的に小児運賃が適用されます。
また指定した運賃が小児運賃より安価であれば、指定運賃の方が自動的に適用されるのでご安心を。
ANAでは割引運賃がたくさんあるので、予約時に選択できる最安値を選択するのがオススメです。
ただし、安い運賃だと変更できなかったりキャンセル手数料がかかったりするので事前に確認しておきましょう。
座席の選び方
幼児連れの場合、座席選びも重要なポイント。
個人的にオススメの座席選びと、気をつけたいポイントをご紹介します。
オススメの座席選び
もし2席分の予約ならば、2人の座席列を取るのがオススメ。
搭乗する機体によって座席が異なるので全ての機体にあるとは限りませんが、このように2人座席があることも。
座席列を独占できるので、真横に他人が乗ってくることがないのでちょっとだけ安心です。
夫婦2人+膝上幼児1人や、大人1人+座席あり幼児1人、大人1人+膝上幼児1人+座席あり幼児1人のパターンなどはこの席は重宝しそうです。
この機材の場合は後方座席にしか2列席がなく、降機するのが遅くなってしまうことは難点ですが。
ANAの場合、幼児連れだと座席にマークつきます。
上図の右側の席にも幼児連れが2組いますね。
また、オムツが外れていない子供がいる場合は、オムツ交換台付きのトイレが近いと便利。
トイレ付近はちょっとしたスペースがあることが多いので、いざという時に席を立ってこの付近で子供をあやすことも出来ます。
気を付けるポイント① ベビーベッドを利用する場合
ANAでは、10kgまで幼児なら機内で使用できるベビーベッドを貸し出してくれます。
ただし、ベビーベッドを使用できる席は限りがあり機材によっても異なります。(一部機材はベビーベッドのサービス自体なし)
大抵の場合はベビーベッドは壁付けとなるので、壁のすぐ後ろの席となります。
ベビーベッドを使用する場合はANAの予約センターに連絡して事前予約する必要があります。
数に限りがあるので、ベビーベッドを使用できる席がすぐ埋まってしまうこともあるため早めに連絡しましょう。
ちなみに、子連れの為にANAがシステム上で席をブロックしている場合もあるので、ウェブ上で席が埋まっていても念のため電話して空きがないか確認しましょう。
国内線だとフライト時間が1時間〜2時間程度のことが多いので、もしかしたらベビーベッドは無くてもいいかもしれません。
ベビーベッドでぐっすり眠ってくれれば確かに楽なのですが、ベビーベッドは子供との相性があります。
ちなみにうちの子供が小さい時に使った時は、相性が悪くほとんど寝てくれませんでした。
国際線で長時間フライトだったので無いよりはマシでしたが、短時間のフライトなら親の腕の中でもいいかも?と個人的には思います。
使用するべきかどうかは個人の状況によって異なると思いますので、もし使用するならご予約はお早めに。
◼︎ANA国際線でバシネットを利用した搭乗した際の記事はこちらから
www.mile-de-hawa11.com
気を付けるポイント② 膝の上に座る幼児が2人以上いる場合
ANAでは安全上の配慮から、膝の上に座る幼児連れは同じ座席列に座れません。
つまり夫婦2人+膝上に座る幼児2人の家族の場合、同じ座席列で横並びに座ることは不可能です。
近い席を確保するのであれば、通路を挟んで並びの列もしくは前後の列ならばOKです。
飛行機の空席状況によっては席が離れてしまう可能性もあるので、このような制約があることは事前に知っておきましょう。
気を付けるポイント③ チャイルドシートが必要な場合
ANAでは、座席を確保する幼児が2歳未満の場合、ベルト着用サイン点灯中は同伴者が膝の上に抱く or チャイルドシートを用意して座らせる必要があります。
例えば大人1人+幼児2人の場合、1人を膝上に乗せてしまうともう1人をベルト着用サイン点灯中に膝の上に抱くことができません。
そうなると、座席確保する幼児にはチャイルドシートを自分で用意して持ち込まなくてはいけません。
2歳以上であればチャイルドシートは必要ありませんが、2歳未満だとチャイルドシートが必要なパターンがあるので注意が必要です。
親1人に子供2人連れという状況だけでもかなり大変なのに、チャイルドシートを自前で持ち込むなんてかなりキツイですよね。。。
きっと空港にレンタル業者はあると思いますが、大変なことは変わりはありません。
しかし安全上の配慮なので仕方ありませんね。
こういうパターンに該当する場合もあると思いますので、事前に知っておきましょう。
幼児連れでもプレミアムクラスの予約はできる?
ANAの国内線の場合、2つの種類の席があります。
普通席とプレミアムクラスです。
プレミアムクラスの方が料金が高く、座席やサービスも普通席よりグレードが高くなっています。
例えば、プレミアムクラスだと搭乗前に空港のANAラウンジが利用できたり、機内食が出てきたりします。
このプレミアムクラスですが、幼児連れでも予約可能です。
普通席よりもプレミアムクラスの方が座席が広いので、膝の上に子供を乗せても比較的ゆったりと座ることが出来ます。
国内線は短時間なので普通席でも十分かもしれませんが、時期や路線によっては普通席の料金プラス数千円程度でプレミアムクラスの予約ができることもあるので、検討してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、平日にプレミアムクラスを利用するとビジネスマンが多いこともあります。
路線によるので一概に言えませんが、ファミリー層が少ない分若干ピリッとした空気になっていることも。
子連れはプレミアムクラスに乗ってはいけないなんてルールは無いのでそこは割り切ってOKと個人的には思っていますが、子連れ搭乗でも周囲への配慮は忘れないようにしたいですね。
◼︎ANA国内線のプラミアムクラスのした搭乗体験記事はこちらから
www.mile-de-hawa11.com
ANAの特典航空券で幼児連れ予約をするには?
ANAマイルを貯めているならば、特典航空券を利用して幼児連れの予約をすることが可能です。
ANA国内線の特典航空券の場合、同伴者の膝の上に座るかどうかで運賃が異なります。
- 【同伴者の膝の上に座る場合】同伴者の特典航空券のみでOK。幼児は無料。
- 【幼児の座席を確保する場合】大人と同じマイル数が必要。
子供でも座席を占有すると大人と同じマイルが必要となり、小児運賃のような割引の概念はないのでご注意を。
ちなみに、国内線で特典航空券を利用できるのは普通席のみとなります。
プレミアムクラスについては特典航空券の枠が解放されていません。
ただし、当日空港で空席があれば「プレミアムクラス料金」を支払うことで利用可能です。
また、空席があれば搭乗2日前から「アップグレード料金」を支払うことで利用することもできます。
特典航空券の場合は、お盆や年末年始などの繁忙期が販売対象外の期間になっていたり、便によって特典航空券の解放枠が限られていたりするので、事前に調べてから予約しましょう。
◼︎ANAマイルが劇的に貯まる!ANAマイラーの裏技的マイルの貯め方についてはこちらの記事からどうぞ
www.mile-de-hawa11.com
幼児連れの飛行機搭乗マナーはどうするべき?
幼児連れの場合、搭乗中に子供が愚図ってしまったり騒いだりして周囲に迷惑をかけないか心配ですよね。
目新しいおもちゃを用意したり、子供が好きな動画をダウンロードしておいたり、おやつを用意したりと出来る準備はしておきましょう。
また搭乗時に隣の席に人がいれば、「子連れでご迷惑をお掛けしたらすいません。」と一言伝えておくのもいいかもしれません。
それだけきちんと準備しても、いざ搭乗すると子供が不機嫌になってしまう可能性は大いにあります。
1歳以上になると言葉が通じなくても子供の嗜好がわかってきて比較的楽に対応できたりしますが、0歳児の赤ちゃんだと親が子供の機嫌をコントロールするのは難しいですから。
私の子供が8ヶ月の頃、ハワイ便に搭乗した時の約8時間は、親の私が機内で何度も泣きそうになりました。。。
肝心なのは、子供が泣いたり騒いでしまった時の対応。
子供が周囲に迷惑をかけそうだなと思ったら、親は全力で子供に向き合って対応しましょう。
もしかしたら全力であやしても泣き止まず、お手上げ状態の時もあるかもしれません。
しかし親が頑張っている姿を見れば周囲の人は、「お父さん、お母さん、頑張って!」と心の中で思ってくれているはず。
逆に子供が騒いでも親が無関心で何もしなければ、「あの親なにやってるんだ。飛行機に子供を乗せる資格ないな。」と思われること間違いなしです。
私が子連れで飛行機に搭乗するようになって分かったことは、想像以上に周りの方々が寛容に子連れの私たちを見守ってくれることです。
そしてANAのCAさんは子連れ対応に慣れているので、おもちゃを出してくれたり声を掛けてくれたりと常に気にかけてくれます。
搭乗するまでは不安な事も多いと思いますが、あまり気張らず、しっかり事前準備をして子連れの飛行機を楽しみましょう。
まとめ
- ANA国内線の場合、3歳未満の子供なら大人の膝の上に乗せることで幼児は無料で搭乗可能。3歳以上もしくは3才未満でも座席を確保する場合は小児運賃を支払う必要がある。
- 幼児連れでもANAのウェブサイトからネット予約可能。ただし2歳未満の子供の座席を確保する場合はANAコールセンターに電話する必要がある。
- 座席選びでは、家族で座席列を独占できる席や、オムツ交換台が近い席を取るのがおすすめ。ベビーベッドを利用出来る座席は限りがあり、電話予約が必須。また場合によっては、隣同士で座れなかったりチャイルドシートの持ち込みが必要になることがあるので、事前に確認しておこう。
- 幼児連れでもプレミアムクラスの予約は可能。
- 特典航空券を利用する場合、大人の膝上に乗せれば幼児は無料。座席を確保する場合は大人と同じマイル数が必要となる。
参考になれば幸いです。
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