全然違う!エコノミークラスとビジネスクラスの差はどれくらいあるの?機内食・シート・その他サービスの違いを徹底解説
最終更新日:2019年6月13日
飛行機を利用する際に気になるのが、エコノミークラスとビジネスクラスの違い。
何となくビジネスクラスの方が価格も高くて上質なサービスが受けられることは想像できるけど、座席シートや機内食の違いくらいしか思い浮かばない人も多いかもしれません。
でも実は、搭乗中のサービスの差だけではないんです。
実際のところどのくらいサービスに違いがあるのか?
ANA国際線のハワイ路線を例にとって解説していきます。
- エコノミークラスとビジネスクラスの差は、空港に着いてから空港を出るまで
- 【出発前】ビジネスクラスは、待ち時間激減でストレスフリー
- 【搭乗中】ビジネスクラスは、とにかく豪華な設備と食事を楽しめる
- 【到着後】ビジネスクラスは、到着して空港を出るまでが早い
- エコノミークラスとビジネスクラスの料金差はどのくらい?
- ビジネスクラスに乗るためにマイルを貯めるは有効なの?
- まとめ
エコノミークラスとビジネスクラスの差は、空港に着いてから空港を出るまで
エコノミークラスとビジネスクラスの違いは空港に着いた瞬間から始まります。
普段エコノミークラスに搭乗しているとあまり気付かないかもしれませんが、ビジネスクラス搭乗者は色々なところで優遇されているのです。
ではどのような場面でエコノミークラスとは違う優遇があるのか。
国際線での出発から到着までの流れをもとに見ていきましょう。
タイミング | シーン | ビジネスクラスの優遇 |
---|---|---|
出発前 | チェックイン手続き | 優遇あり |
↓ | 手荷物預け | 優遇あり |
↓ | 保安検査 | 優遇あり |
↓ | 出国審査 | なし |
↓ | 搭乗待ち | 優遇あり |
↓ | 搭乗 | 優遇あり |
搭乗中 | 座席 | 優遇あり |
↓ | 機内食 | 優遇あり |
到着後 | 降機 | 優遇あり |
↓ | 入国審査 | なし |
↓ | 手荷物受取 | 優遇あり |
↓ | 税関 | なし |
このように、ほぼ全てのシーンでビジネスクラスは優遇されます。
えっ?こんなに?と思った方もいるのではないでしょうか?
ビジネスクラス搭乗者は高い料金を払っている分、機内だけでなく空港でよくある待ち時間やストレスが大幅に軽減されるサービスが満載です。
それでは詳しく見ていきましょう。
【出発前】ビジネスクラスは、待ち時間激減でストレスフリー
出発時の空港では、ビジネスクラス搭乗者は待ち時間の軽減処置や、待ち時間を快適に過ごせるサービスをANAが用意しています。
飛行機に乗る前からエコノミークラスと大きな差があるんです。
チェックインは専用カウンター
空港に着いてまず向かうチェックインカウンター。
搭乗時間によっては長蛇の列になっていてエコノミークラスだとここで待つことがほとんでですよね。
ビジネスクラスだと、専用チェックインカウンターがあり比較的空いていて待ち時間がほとんどありません。
搭乗者の比率としてもビジネスクラス以上の人はエコノミーに比べて圧倒的に少ないので、専用のチェックインカウンターがあればほぼ並ばなくて済むというわけです。
空港に着いた瞬間からスムーズに行動ができるのは嬉しいですよね。
手荷物上限の重量UP&優先タグ
ANA国際線の手荷物重量の上限は搭乗クラスによって異なります。
※ANA公式HPから画像を引用
エコノミークラスが23kgの荷物が2個までですが、ビジネスクラスは32kgが2個までとなります。
旅行先で長期滞在する方や、冬場で荷物がかさむ場合などはこの差はかなり効いてきます。
さらに、ここでオレンジ色のプライオリティタグと呼ばれる優先タグをつけてもらえるので、受け取りの際もスムーズになります。
保安検査は専用のゴールドトラック
保安検査ではビジネスクラスは優先レーンを使用することが可能です。
ゴールドトラックという保安検査レーンが設けられており、スターアライアンスゴールド、ファーストクラス搭乗者、ビジネスクラス搭乗者のみ利用できるレーンです。
エコノミークラスだとここでも長蛇の列に並びますが、ビジネスクラスであればサクサク通過することが可能です。
ただしこのゴールドトラック設けられている空港は限られており、以下の空港のみとなっています。
【成田・関西・ロンドン・パリ・フランクフルト・ブリュッセル・ワシントン・シアトル・バンコク・シドニー・ムンバイ】
ちなみにハワイからの帰国時にホノルル空港で保安検査を受けるときにも専用のゴールドレーンがあり、エコノミーよりも待ち時間が少なくなっていました。
搭乗待ち時間は飲み食べ放題のANAラウンジで
飛行機に搭乗するまでの待ち時間って結構長いですよね。特に国際線だと早めに空港に来るので搭乗口前で待つのも結構しんどいものです。
ビジネスクラスの場合はANAが運営するラウンジを利用することが可能です。
ラウンジは保安検査を抜けた先にあるので、搭乗時間ギリギリまで寛ぐことができるんです。
成田空港の国際線ANAラウンジのソファはこんな感じです。
さらに軽食も食べ放題。色々な種類が置いてあります。
他にもソフトドリンクはもちろん、アルコール各種も飲み放題です。
これだけ充実していれば、1〜2時間の待ち時間も苦痛になることなくゆっくり過ごせますよね。
搭乗までのストレスもかなり軽減されるので、ビジネスクラスで旅をする価値を感じられる場面です。
■成田空港の国際線ANAラウンジの詳細はこちらの記事からどうぞ。
www.mile-de-hawa11.com
搭乗順番はビジネス優先
ビジネスクラスであれば、搭乗口前の長蛇の列に並ばなくても、優先順位が高いので早めに搭乗が可能です。
ちなみに搭乗順は、高齢客>小さな子供連れの客>妊娠中の客>お手伝いが必要な客>ファーストクラス客>ビジネスクラス客となっています。
【搭乗中】ビジネスクラスは、とにかく豪華な設備と食事を楽しめる
飛行機に乗ると、ビジネスクラスの特別感は一層増します。
エコノミークラスの座席と食事と比べると歴然とした差が、、!
どのような違いがあるのか見ていきましょう。
座席はフルフラットで寝ることも可能
エコノミークラスだと、こんな感じでずらっとシートがびっちり詰まっているのがスタンダードですね。
※ANA公式HPから画像を引用
飛行機の機材によりますが、ANAの最新機のB787-9だとシートピッチが86cmとなっており、ある程度足は伸ばせても狭い感じは否めません。
それに比べて同じB787-9のビジネスクラスの座席仕様はこんな感じです。
※ANA公式HPから画像を引用
このようにフルフラットにすることが出来るので、完全に横になって寝ることも可能です。
夜便の飛行機を利用するときはちゃんと睡眠をとりたい方が多いと思いますので、このフルフラットシートは本当に快適です。
リクライニングを起こして椅子にするとこのような感じです。
横の席との区切りもしっかりしているのでプライバシーも守られています。
この機材の作りはスタッガードシート配列と呼ばれる並びになっており、どの席からも直接通路に出ることが可能なので、エコノミーにありがちな隣の人の顔色を伺ってトイレに行くこともありません。
食事はレストランレベルのハイクオリティ
飛行機の中でのお楽しみは機内食ですよね。
エコノミークラスの食事といえば、プラスチック容器に盛られた出来合い感が否めない内容というイメージですよね。
※ANA公式HPから画像を引用
正直、食事の楽しみは旅行先まで取っておいて、機内食はほとんど食べないという人も多いのではないでしょうか。
ビジネスクラスの機内食は、とても手が込んでいてレストランレベルとなっています。
これは成田発ハワイ行きの機内食ですが、写真の通り1品づつきちんとお皿に盛られてサーブされます。
パンもフカフカに温められていて、前菜もきちんと作られていますし、美味しく頂けます。
この内容であれば、お腹があまり空いてなくても完食してしまいます。
ちなみに復路便ではデザートも出てきました。
飛行機でこんなに豪華な食事を食べられるなんて、空の上だと考えるととても贅沢ですよね。
また、ビジネスクラスに搭乗すると機内食が終わった後も好きなときに軽食をオーダーすることが可能です。
軽食は搭乗時期や便によって異なりますが、麺やサンドイッチ・ご飯ものなどがっつりお腹にたまるものから、ナッツやチーズ盛り合わせ・アイスクリームなどちょっとつまめるものまであり、その都度選ぶことができます。
軽食は個別オーダーでCAさんがサーブしてくれるので、エコノミークラスとは違うという特別感を感じることができます。
【到着後】ビジネスクラスは、到着して空港を出るまでが早い
飛行機を降りてからもビジネスクラスの優遇は続きます。
最後まで快適なサービスとはどんなものなのでしょうか。
降機順番はビジネス優先
降機の際は、ファーストクラスの次にビジネスクラスが降りることが可能です。
降機が早いということはその後の入国審査も早めに並べるということなので、そのあとの待ち時間も減らすことができます。
手荷物レーンでは優先タグで早めに受け取れる
手荷物ってなかなか出てこなくてイライラすることありますよね?
ビジネスクラスなら、手荷物を預ける時に手荷物優先タグを付けて貰えているので、優先的にレーンに荷物が流れてきます。
早く目的地に向かいたい!という場合や、帰国時にこのバスや電車に乗って帰りたい!という時に、荷物が早く出てくるのは大変ありがたいです。
エコノミークラスとビジネスクラスの料金差はどのくらい?
ここまでエコノミークラスとビジネスクラスのサービスの違いを見てきましたが、料金差はどのくらいでしょうか。
東京-ホノルル行きの片道航空券の料金で比較して見ましょう。
以下の表は、2018/2/1成田発NH184便のエコノミークラスとビジネスクラスの価格となります(最低料金での比較)。
エコノミー | ビジネス | 料金差 | |
---|---|---|---|
成田-ホノルル行き | 48,090円 | 140,590円 | 約2.9倍 |
やはりかなりの差がありますね。
往復にすると約30万円。カップルで行けば往復60万円、家族4人のファミリー旅行だと往復120万。。。
とても手が出る金額ではありません。
新婚旅行で一生に1回の記念として!くらいの思い切りがないと、なかなか難しいです。
流石にこれだけハイクオリティなサービスが整っていたら、料金設定も頭一つ飛び抜けていますね。
ビジネスクラスに乗るためにマイルを貯めるは有効なの?
私も自腹で往復30万円を払ってハワイにビジネスクラスで行くなんて、とても無理です。
ただ、毎年ハワイにビジネスクラスで旅行に行っています。
私が実践しているのは、貯めたANAマイルでビジネスクラスの特典航空券を予約するというワザ。
しかも私の場合、ゼロからANAマイルを貯め始めて半年後にはハワイのビジネスクラスの航空券を発券することができるくらいまでマイルを貯めることができました。
こんなことを書くと、マイルを貯める人が増えて特典航空券を狙うライバルが増えてしまうのですが、最近は割とみんなやっているマイル活動なので、まだマイルを貯めていない方はぜひ貯めてみるのはいかがでしょうか。
ちなみに、私が実践しているマイルの貯め方は飛行機に乗ってマイルを貯めるようなお金をかけることはしません!
ちょっとだけ面倒で回りくどいやり方ではありますが、30万円分の航空券を手に入れることができるという対価に比べれば安いもん!とコツコツマイルを貯めています。
マイルの貯め方についてこちらの記事で詳しく解説していますので、興味のある方はどうぞ。
www.mile-de-hawa11.com
まとめ
- エコノミークラスとビジネスクラスでは出発前から大きな差が!チェックイン手続き・保安検査・搭乗時の優先に加えて、ANAラウンジを使用することも可能。
- ビジネスクラスは飛行機の中でゆったりしたシートと豪華な食事が楽しめる。
- エコノミークラスとビジネスクラスの価格差はハワイ便で約3倍!ただしANAマイルを貯めることでビジネスクラスの特典航空券を取ることも可能。
こちらの記事ではANAハワイ便のビジネスクラスとプレミアムエコノミーの搭乗記を紹介していますので、参考にどうぞ。
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参考になれば幸いです。
■関連記事
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