スーパーフライヤーズ万能説。コスト50万円でSFCになる価値、理解してますか?
ANAマイルを大量に貯めている陸マイラーが最終的に行き着く先、それは「スーパーフライヤーズ」の取得です。
スーパーフライヤーズはANA上級会員資格の一つで、その資格条件を達するとスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得することが可能になります。
この資格を得るための道のりをSFC修行と呼んだりします。
なぜ陸マイラーはこのスーパーフライヤーズを目指すのか?
本当に価値があるものなのか?
疑問に思っている方も多いでしょう。
今回は私がスーパーフライヤーズを取得した理由を説明していきます。
- マイルを貯めても使えなくては意味がない
- スーパーフライヤーズになると、特典航空券が取りやすくなる?
- スーパーフライヤーズになると、特典航空券予約枠が倍増!
- スーパーフライヤーズになると、マイルで家族旅行も可能に!
- スーパーフライヤーズなら、空席待ちで横入りが可能!
- スーパーフライヤーズになるための初期コストは、年会費として考えると意外と安い
- まとめ
マイルを貯めても使えなくては意味がない
スーパーフライヤーズってそもそもなんぞや?
という方の為に一言で説明すると、
- 一度資格を得れば、一生ANA上級会員になれる権利。通常の上級会員資格は1年限りだが、スーパーフライヤーズはスーパーフライヤーズカード年会費さえ払えば生涯の資格となっている
- 上級会員になると様々な特典が受けられる
こんな感じです。
特典については詳しく説明するとたくさんありますが、私がスーパーフライヤーズを目指した理由はたった一つの特典を生涯受けるためです。
それは
【貯めたマイルを、きちんと使うため】
の特典です。
ん?
どういうこと?
言われなくてもマイルは使いますよ?
と思った方は要注意です。
あなたの貯めたマイル、あなたの思うように自由に使えることは少ないかもしれませんよ?
どういうことか見ていきましょう。
あなたは海外旅行を計画する時、何ヶ月先の計画を立てますか?
大体の予定が読める2~3ヶ月先の計画を立てる人が多いのではないでしょうか?
今は5月なので7月あたりの旅行ですね。
ではANAマイル特典航空券の人気路線ハワイを7月に旅行する場合を考えましょう。
これは2017年5月現在の、7月特典航空券の空き状況です。
東京ハワイ間をビジネスクラスとる場合です。
「△」ばっかりですね。
「△」ならまだチャンスあるじゃん!
と思いたいところですが、「△」の場合一般会員の方の予約は出来ません!
なぜかというと、ハワイの場合一般会員に解放されているビジネス特典航空券の枠は2席と言われています。
「△」の場合、その2席は既に埋まっているのです。
一般会員にできることは空席待ちのみです。
※解放枠数については、ANA公式のアナウンスはありませんので経験上の推測になります。
つまり、そのたった2席をANAマイル保有者で争奪しているわけです。
ANAマイル保有者がどれだけいるかは分かりませんが、相当な激戦だということは容易に想像できますよね?
一般会員の場合はこの争奪戦に勝たなければビジネスクラスでハワイなんて浮かれた夢は叶わないのです。
一般会員が特典航空券を得る方法は3つ。
・運良く空いた席に滑り込むチャンスを狙う
・特典航空券の予約が解放される1年前に予約をいれてしまう
・ビジネスクラスを諦めてエコノミーの空き枠を探す
1つ目は博打でしかありません。狙った日に予約が空くミラクルを待つしかないのです。
2つ目はだいぶ先の予定を完璧にコントロールできる人じゃないと無理ですよね。なかなかハードルが高い人も多いのではないでしょうか?
3つ目は妥協できるかどうかですね。
一般会員で人気路線の特典航空券を取るのであれば、予約状況を日々チェックしたり、しばらく先の予定を抑えたり、時には希望するクラスを諦めたりということが必要となります。
これが出来る人は問題ありませんが、出来ない人はどうしたらいいのでしょう?
"これじゃせっかく夢見ていたビジネスクラスのハワイ旅行が実現できない。"
"せっかく貯めたマイルの有効期限が切れちゃう!"
なんてことに。。。
私もその1人でした。
最終的に私が導き出した結論は、
「スーパーフライヤーズの取得」です。
この権利を一度得てしまえば、特典航空券の予約がぐっと取りやすくなります。
スーパーフライヤーズになると、特典航空券が取りやすくなる?
スーパーフライヤーズの優待として、「特典航空券の優先」というものがあります。
これこそが、私がスーパーフライヤーズを取得した理由です。
ではこの「特典航空券の優先」はどういったものなのでしょうか?
具体的には2つ
- 特典航空券の予約枠の拡大
- 特典航空券の空席待ちの優先
詳しくみていきましょう。
スーパーフライヤーズになると、特典航空券予約枠が倍増!
- 特典航空券の予約枠の拡大
こちらについて、人気路線ハワイで検証してみましょう。
先ほどは7月のビジネス特典航空券は完全に埋まっていましたよね?
スーパーフライヤーズの私が予約しようとした場合
上キャプチャの通り、7月でも予約可能な空き枠があります。
一般会員アカウントで同日の予約をしたい場合
上キャプチャの通り、空席待ちとなり予約することはできません。
このように、スーパーフラーヤーズであれば直近の予約でも取ることが可能なことも!
その秘密は予約枠の数です。
一般会員のハワイビジネスクラス枠は2席に対し、スーパーフライヤーズは4席分の枠が設けられていると言われています。
※解放枠数については、ANA公式のアナウンスはありませんので経験上の推測になります。
従って一般会員の枠が2席埋まっていたとしても、残りの2枠をスーパーフライヤーズ以上の上級会員が予約してなければ、予約可能ということです。
スーパーフライヤーズ以上の上級会員とは、スーパーフライヤーズを含め、ANAのプラチナメンバーとダイヤモンドメンバーに限られますので、母数としてはかなり絞られます。
ただし、これは運次第でもあります。
スーパーフライヤーズになったからといって好きなように予約が取れるわけではありません。
スーパーフライヤーズ以上の会員ステータス保有者もそれなりの数がいるので、予約がスカスカという状態はありえません。
わたしが5月時点で見たところ、7月に予約出る日はちょこちょこあるくらいでした。
予約の余地がほぼない一般会員よりはマシという程度かもしれませんが、マイルを使う自由度はぐっと高まりますよね。
ちなみに、スーパーフライヤーズであれば1年先の特典航空券の予約も取りやすくなります。
先日確認した時点での、1年先のハワイビジネスクラス特典航空券です。
一般会員の場合はこんな感じ。
それに対し、スーパーフライヤーズだとこんな感じ。
かなり先の予約であれば割と取り放題です!
一般会員だと1年先の予約すら激戦になり困難なことがありますが、スーパーフライヤーズだと余裕がありますね。
要はスーパーフライヤーズになるということは、予約難易度が下がった予約枠の利用が可能になり、特典航空券が取りやすくなるということなのです。
スーパーフライヤーズになると、マイルで家族旅行も可能に!
特典航空券の予約枠の拡大するメリットはもう一つ。
ファミリーで旅行に行くケースです。
先ほどのハワイビジネスクラスの例で、一般会員は2席しか解放枠がないと言いましたよね?
つまり、3人以上のファミリーで特典航空券を取りたい場合はもう一般会員は諦めるしかないのです。
(もちろん路線や予約クラス、時期によって解放枠は違います。あくまで例です。)
せっかくマイルを貯めても使えなくては意味がないですよね?
解放枠が増えるということは、予約の自由度が高まるということ。
フェミリー層の夢も現実にできる力が、スーパーフライヤーズというステータスの価値なのです。
スーパーフライヤーズなら、空席待ちで横入りが可能!
- 特典航空券の空席待ちの優先
それではこちらの特典も見ていきましょう。
特典航空券を取りたい日に予約が埋まっていた場合は、空席待ちをするしかありません。
特典航空券の空席待ちでもスーパーフライヤーズは優遇されています。
ANA公式サイトを見ても空席待ちの優先順位が載っていなかったので、カスタマーセンターに問い合わせてみました。
特典航空券の空席待ち優先順位としては、ANA最上級会員のダイヤモンドメンバーの次にプラチナメンバー・スーパーフライヤーズとなっているそうなので、一般会員よりも空席待ちで特典航空券が取れる確率は高くなります。
具体的に例を挙げると、スーパーフライヤーズメンバーが空席待ち予約を入れる前に一般会員10人が空席待ちをしていた場合でも、スーパーフライヤーズが優先されます。
つまり、空席待ちの列に横入り出来てしまうということです。
上級会員になるとこんな優遇が受けられるので、価値は高いですよね。
ただし、特典航空券で空席待ちをして成功する確率はかなり低いようです。
わたしも先日7月下旬のハワイビジネスクラスの復路便の空席待ちをしました。
ANAコールセンターに待ち人数を確認したところ、優先順位は教えてくれませんでしたが12人が空席待ちをしているといわれました。。
12人がたった数席の特典航空券の空席待ちをしている訳ですから、かなり難易度が高いですよね?
一般会員にとっては、もはや絶望ですよ。。
もちろん便によって条件は異なるので全てがこのような状況とは言えませんが、いろいろな人のブログを読む限り特典航空券の空席待ちに成功したケースは少ないようです。
ただしスーパーフライヤーズになれば話はまた別。
運次第ではありますが、特典航空券の解放枠が多いこと&空席待ちの優先順位が高いことから、スーパーフライヤーズであれば空席待ちの成功率が上がることは間違いありません。
スーパーフライヤーズになるための初期コストは、年会費として考えると意外と安い
スーパーフライヤーズの良さを説明してきましたが、もちろん誰でも簡単になれるわけではありません。
いや、誰でもなることは出来るのですが、なる為には多額のコストがかかると言った方が正しいです。
スーパーフライヤーズになる為には、飛行機に乗りまくってANAのプレミアムポイントを貯める必要があります。
50,000プレミアムポイントを達成すると、晴れてスーパーフライヤーズの権利が与えられます。
50,000プレミアムポイントを手に入れる為には、効率よく飛行機に乗っても50万円程度の航空券代金が必要です。
これがスーパーフライヤーズの敷居が高い所以です。
わたしも最初はこの初期費用に怯みましたが、発想を変えるとこの50万円は高くないと思います。
私はこの夏の旅行用にハワイのビジネスクラス特典航空券を2席ぶん手に入れましたが、スーパーフライヤーズでなかったらこの予約は取れていなかったでしょう。
一般会員のままでは解放されていない、スーパーフライヤーズ解放枠の2席に入り込むことができたからです。
しかも2ヶ月前の予約でゲットすることができました!
恐らく一般会員のままだったら、空席待ちにハラハラして残念な結果に、、というのが相場です。
ハワイビジネスクラス2席分の航空券料金は通常約60万円程度です。
つまりスーパーフライヤーズになれたおかげで60万円の航空券を特典航空券としてタダで手に入れることができたのです。
考え方ではありますが、この時点で50万円の費用価値を相殺できたことになりますよね?
もうちょっと考え方を変えてみましょう。
スーパーフライヤーズは生涯の権利なので、1度取得すれば向こう何年も利用可能です。
例えば、35歳でスーパーフライヤーズになり、60歳までスーパーフライヤーズカード(SFC)を使用するのであれば、25年間はスーパーフライヤーズの権利を保有することになります。
スーパーフライヤーズカードのクレジットカード年会費はもちろん別途でかかりますが、初期費用の50万円を25年で割ると年間2万円程度です。
つまり、年間2万円お金を払って特典航空券の優先予約ができる権利を得ているという考え方もできます。
私の個人的な考えですが、
毎年2万円払う必要はないが、マイルでハワイビジネスクラス特典航空券を取るのは至難の技
よりも毎年2万円払って、一人30万円相当のハワイビジネスクラスの特典航空券が比較的楽に取れる
のどっちかの状況を選択するのであれば、後者を選びます。せっかく貯めたマイルを、無駄なく使う方が賢い選択な気がします。
一般会員のままでも特典航空券を取るチャンスはもちろんありますが、結局予約が取れなくて使えなったという最悪な事態を招く可能性はあります。
スーパーフライヤーズになるための初期コストは確かに高いですが、将来のマイル旅行を存分に楽しむための投資と考えれば、このコスト相応の価値が見出せるのではないでしょうか。
まとめ
- スーパーフライヤーズは一生モノのステータス!この資格保有者はANAの優待特典を受けることができる。
- スーパーフライヤーズになると、特典航空券予約枠が倍増!人気路線でも予約可能率が一般会員よりも格段にアップ。
- スーパーフライヤーズなら、特典航空券の空席待ちでも一般会員よりも優先される。
- スーパーフライヤーズになるための初期コスト50万円は、将来の投資と考えれば払う価値あり。
参考になれば幸いです。
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